減感作療法(げんかんさ/げんかくさ)

「花粉症を完治することはできるか?」という問いには、今のところ「NO」としか答えられません。花粉症は完全には治らないのです。が、限りなく「YES」に近づく治療法がこの減感作療法といえます。正確には特異的減感作といいますが、抗原(=花粉)から抽出したのエキスを注射して体を慣らしていき、アレルギー反応が起こらないようにする方法です。

特にダニやホコリなどのハウスダストのアレルギー反応に対する減感作は比較的有効率と安全性が高く、一年中症状を起こす方にはお薦めできる治療法です。

減感作の具体的な方法は、まず血液検査や皮内テストで、アレルギーの原因(=抗原)を確かめます。その上で、薄めたエキスをごく少量(0.025ml)から注射していきます。原則としてはじめは週1回、少しずつ量を多くしていきます。最大の濃度までいくと間隔を開け、2週に1回から最終的には月1回にし、その濃度(維持量)を続けます。その効果を維持するためには最低でも1年〜数年間を要します。

花粉症のシーズンが終わると今までの症状が嘘のように治まり、次のシーズンまでは危機感がなくなってしまいます。症状の出ない季節にも治療に通うことになるので、根気が必要ですし、途中で止めてしまっては全く意味がありません。

また花粉症の場合、減感作療法が効果を示すのは4〜8割の確率だといわれており、体質や生活環境によっては効果を示さない場合もあることが短所としてあげられます。

以上のことを踏まえ、治療は慎重に開始されます。



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